韓国の消費者心理が低調 「利下げしても改善せず」と韓国メディア

中国新聞社は11月26日、韓国の聯合ニュースを引用し、韓国銀行(中央銀行)が同日に発表した11月の消費動向調査の結果、韓国の消費者心理指数(CCSI)が103となり、2013年9月以来の低い水準にとどまったと伝えた。
CCSIは経済に対する消費者マインドを指数化したもので、100以上の場合は消費者が経済の先行きに対して楽観視していることを示す。
記事は、韓国政府が経済振興策を打ち出し、韓国銀行も利下げを行ったと紹介しつつ、「それでも消費者心理は改善しなかった」と指摘し、11月のCCSIが旅客船セウォル号の沈没事故の影響が表面化した5月の105を下回ったと紹介。
さらに、韓国政府が8月から9月にかけて財政政策を打ち出し、韓国銀行も10月に利下げを行ったと紹介するも、CCSIは改善どころかさらに低下したと指摘。また、韓国銀行は韓国の14年の経済成長予測を3.8%から3.5%に引き下げたと紹介し、米国の量的緩和の終了や円安が消費者マインドを低下させている原因だと論じたほか、韓国の輸出不振もマイナスの影響をもたらしていると論じた。
また記事は、CCSIの6項目のうち5項目が低下したことを紹介、特に現在の景気判断が前月比5ポイント減の74となったほか、6か月後の景気見通しも前月比4ポイント減の87と低水準になったと紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Woojin Kim/123RF.COM)
中国新聞社は11月26日、韓国の聯合ニュースを引用し、韓国銀行(中央銀行)が同日に発表した11月の消費者動向調査の結果、韓国の消費者心理指数(CCSI)が103となり、2013年9月以来の低い水準にとどまったと伝えた。(イメージ写真提供:(C)Woojin Kim/123RF.COM)
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2014-11-27 10:00