日経平均終値は130円安、様子見ムードのなか円高進行で続落

 27日の日経平均株価は、前日比130円11銭安の1万7253円47銭と続落して取引を終えた。米国の休場を前に手控えムードが強いなか、中小型の材料株を中心に物色する展開に終始した。日経平均株価は前日比73円09銭安の1万7310円49銭で取引を開始。後場に入るとドル・円が117円台前半まで円高方向に振れたことで下げ幅を拡大した。  個別株では、CB発行などによる潜在的な株式価値の希薄化が嫌気されたサイバーダイン <7779> や帝人 <3401> が下落。ダノンが株式売却を検討と報じられたヤクルト本社 <2267> も下げがきつい。連日の上昇で株価が3000円台を付けた日本管理センター <3276> は、達成感から利益確定売りで急落した。タカタ製エアバッグのリコール問題が悪材料視されたホンダ <7267> も売られた。  一方、テレビ会議ソフトウェアがNTT西日本に採用されたソフトフロント <2321> や、新作ゲームの好調で注目されたマーベラス <7844> 、20年3月期まで増配を継続すると報道されたSPK <7466> などが上昇。1部へ市場変更が材料視されたユーグレナ <2931> や理研ビタミン <4526> も買われた。国内証券の買い推奨を好感したエニグモ <3665> も高い。  業種別では33業種全てが下落。とりわけ、鉱業、電気・ガス、不動産、保険、陸運などの下落が目立った。(編集担当:松浦直角)
27日の日経平均株価は、前日比130円11銭安の1万7253円47銭と続落して取引を終えた。
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2014-11-27 15:00