日経平均は51円安で寄り付く、米株安や円の上昇が重し
17日の日経平均株価は前日比51円74銭安の1万5695円46銭で寄り付いた。前日の米国株が金融大手や小売の弱い四半期決算を材料に軟調推移となったほか、ドル・円が104円台前半(16日終値は1ドル=104円74銭-75銭)と円がやや上昇したことで、主力株を中心に売りが先行した。
個別では、13年11月期業績予想を下方修正したくろがね工作所 <7997> が軟調。決算を発表した米インテルが時間外取引で下落したことを受けて、イビデン <4062> など関連銘柄の一角も売られた。外資系証券による投資判断の引き下げが観測されたミクシィ <2121> も下げ基調。「タイゼン」搭載スマホの発売を再延期したNTTドコモ <9437> もさえない。価格カルテルに関与したとして米司法省に5660万ドル(約59億円)の罰金を支払う小糸製作所 <7276> も売りが先行した。
半面、14年3月期業績予想を上方修正した日本電産コパル電子 <6883> は買い気配スタート。14年11月期業績予想を発表した川口化学工業 <4361> も上昇した。業務用無線システム開発で仏企業と提携したJVCケンウッド <6632> なども堅調。(編集担当:宮川子平)
17日の日経平均株価は前日比51円74銭安の1万5695円46銭で寄り付いた。
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2014-01-17 08:30