東亞合成は新指数関連で割安、川下領域での新製品活発
東亞合成 <4045> は、1月16日(木)、3円安の445円と反落しているが、押し目買いでよいだろう。2月6日に13年12月期決算の発表が予定されているし、昨年12月17日に新中期経営計画が発表されている。新株価指数「JPX日経インデックス400」採用銘柄で、好業績で割安感があり、配当利回り妙味もソコソコあることから見直し余地が広がることから、中長期狙いで注目したい。
2013年12月期売上高は1500億円(前の期比1.2%増)、営業利益は150億円(同2.9%増)、純利益は100億円(同3.1%増)を見込むが、新中計では、基礎化学品事業において既存事業の基盤強化と高純度無機製品の収益拡大。アクリル事業においては重要テーマの仕上げと川下領域での新事業開発および海外事業の最適化。機能製品事業においては瞬間接着剤の新製品開発と高付加価値製品の事業拡大。樹脂加工製品事業において管工機材事業の再構築と介護用品の拡充を図り、2016年12月期期売上高は1700億円、営業利益は185億円を目指す。
株価は、5月22日につけた昨年来の高値473円から6月21日安値370円まで調整。その後、400円台半ばでもみ合いとなっているが、配当落ちに伴う処分売りが一巡し、9カ月移動平均線がサポートラインとして意識されている。省電力につながる次世代製造技術の「ガス拡散電極法」の導入による競争力強化と電解事業の拡充が期待されるほか、前期予想PER11倍台・PBR0.84倍と割り負け、配当利回り2.2%と利回り妙味もソコソコあり、見直し余地は広がる。中長期的な視点で押し目買い妙味が膨らもう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
東亞合成<4045>(東1)は、1月16日(木)、3円安の445円と反落しているが、押し目買いでよいだろう。
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2014-01-17 09:15