日経平均は91円高スタート、堅調な欧州市場や鉱工業生産指数を好感
28日の日経平均株価は前日比91円66銭高の1万7340円16銭で寄り付いた。前日の欧州市場が総じて堅調だったことや、朝方発表された10月鉱工業生産(速報値)が市場予想に反してプラスだった安心感から上昇。原油安が進んでいることも国内景気への好影響を意識させる。今晩の米国市場は半日売買となるなか、上値をどこまで伸ばせるかが注目。
個別では、ドンキホーテホールディングス <7532> を引受先とするCB発行を発表した日本アセットマーケティング(JAM) <8922> や、富士電機への子会社売却で特別利益を計上する大崎電気工業 <6644> が上昇。自社株買いを実施するNTT <9432> やオークマ <6103> も買われている。培養製品キット化に向けた研究開発を発表したスリー・ディー・マトリックス <7777> とリプロセル <4978> も買い優勢の展開。
半面、リコール問題の収束が見えず中間期の無配が決議されたタカタ <7312> が下落。エネルギー価格の下落が続いていることを嫌気し、国際石油開発帝石 <1605> や石油資源開発 <1662> 、JXホールディングス <5020> なども売られている。(編集担当:松浦直角)
28日の日経平均株価は前日比91円66銭高の1万7340円16銭で寄り付いた。
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2014-11-28 09:15