ホロンはミニGC示現、LED関連で2ケタ増益
ホロン <7748> (JQS)は、5日移動平均線が25日移動平均線を上抜けミニゴールデンクロスを示現。LED関連の材料がある好業績の割安感として見直される可能性があり注目したい。
同社は、小型化及び高機能・高性能化が進むパソコンや携帯電話、デジタル家電などの機器に不可欠な半導体が、設計通りに正しく作られているかを検査・測定する装置を主力製品として研究開発、製造・販売、保守・メンテナンスの連携を強化し、最適なサービスを提供している。
今2015年3月期第2四半期売上高は9億0500万円(前年同期比57.9%増)、営業利益は1億4600万円(同17.6%増)、経常利益は1億4600万円(同18.3%増)、純利益は1億4300万円(同26.9%増)と好調。主力製品のマスクCD-SEM機「Z7」は顧客から高い評価を得て、売上は概ね計画通りに推移。EDS分析機の「LEXa(レグザ)」等を積極的に市場投入。また、NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の平成25年度イノベーション実用化ベンチャー支援事業に係る助成事業において採択された「NILナノパターンの観察計測ができる高分解能CD-SEMの開発」では10ナノメートルノード以下の次世代CD-SEM機の開発を進めるとともに、前年度に採択された「大気開放型SEMを組み込んだ大型ロール検査装置の開発」は早期の商品化を目指して開発を継続している。
通期業績予想は、売上高14億円(前期比31.1%増)、営業利益1億8000万円(同17.9%増)、経常利益1億7900万円(同16.1%増)、純利益1億6600万円(同5.5%減)を見込んでいる。同社の主力事業である製品事業では、装置1台あたりの販売価格が非常に高額なことから、得意先の検収のタイミングにより売上計上時期は大きく変動する可能性があるため、月次ごと及び四半期ごとの見通しは立てにくい状況にあり、業績予想は同社の年間目標として通期のみ開示している。
株価は、450円割れの底値圏から10月17日高値745円と上昇した後、11月5日安値502円と短期調整。同18日安値506円と売り直されて下値確認から出直っている。無配継続見通しだが、今期予想PER11倍台と割安感がある。同社の「EBLITHO」(LED生産用パターン転写装置)は、2008年に名古屋大学赤崎記念研究館へ納入されているが、現在は名城大学LED共同センター内で稼働しており、ノーベル物理学賞を受賞した名城大学の赤崎勇教授関連銘柄として人気再燃の可能性もあるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ホロン<7748>(JQS)は、5日移動平均線が25日移動平均線を上抜けミニゴールデンクロスを示現。LED関連の材料がある好業績の割安感として見直される可能性があり注目したい。
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2014-11-28 10:15