スポット金は続落

　スポット金は木曜日も続落して引けた。終値は１１９０．４５ドル。スポット金は１１８０ドル台後半で推移。ドルが対主要通貨で強含んだことや石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）の減産見送りで原油価格が一段安となったことがインフレ率の低下を想起させ、インフレヘッジとしての需要が後退し弱含む展開となった。 　米国の原油生産が３０年ぶりの高水準にあるほか、世界的な需要減速の兆候を受け、原油相場は今年、大幅安となっている。ＣＬ＿の終値は６９．０５ドル。サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相はウィーンで開催したＯＰＥＣ総会終了後、これまで言及してきたように減産はないと発言した。（情報提供：東岳証券株式会社）