電産コ電はストップ高買い気配、業績予想の再上方修正を好感

　日本電産コパル電子 <6883> は１００円ストップ高の７７２円買い気配。前日に付けた年初来高値６７９円を大きく上回る水準。１６日引け後に発表した１４年３月期業績予想の上方修正が好感された。同社にとって今期業績予想の上方修正は２度目。 　売上高を２９０億円から３０５億円（前期比１３．５％増）、営業利益を４１億５０００万円から５０億円（同５２．６％増）、純利益を３０億円から３８億円（同６３．２％増）に引き上げた。 　住設防災、半導体製造装置、遊技機器市場の堅調に加え、環境・社会インフラ・医療機器を中心とした成長市場に新製品を積極的に投入した結果、売上が計画を上回る見込みになった。また、収益構造改革や内製化・現地化による生産効率改善の効果も現れてきたという。 　なお、親会社の日本電産 <6594> は朝方に売りが先行したものの、下値は限られ、売り一巡後はプラス圏へ浮上する場面もみられた。（編集担当：宮川子平）