SMTインデックスシリーズ、新ファンド2本追加で合計16本ラインアップに
三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用する「SMTインデックスシリーズ」に2014年11月28日、新たに「SMTインデックスバランス・オープン」、および、「SMT新興国REITインデックス・オープン」が追加された。これによって、「分かりやすい、始めやすい、続けやすい。」をコンセプトにする同シリーズは16本のファンドラインアップとなり、全世界をカバーする豊富なラインアップが一段と充実した。
新たにラインアップした「SMTインデックスバランス・オープン」は、9つのインデックスファンドをバランスよく組み合わせ、世界約50カ国の株式・債券・REIT市場をカバーした本格的な国際分散投資のポートフォリオを提供する。また、地域別の組み入れ比率は、世界経済に占める各地域のGDP(国内総生産)シェアの変化に応じて、原則年1回の見直しを行い、世界経済の成長に沿った収益の獲得をめざす。信託報酬は年0.54%(税込)と、同様のコンセプトで運用するファンドと比較して低コストになっている。
基本資産配分比率は、株式40%(内訳は国内4%、先進国22%、新興国14%)、債券40%(国内4%、先進国22%、新興国14%)、REIT20%(国内2%、先進国11%、新興国7%)。2014年10月末現在の国別構成比率は、米国30.1%、日本10.0%、南アフリカ5.7%、メキシコ4.7%、英国4.5%などとなっている。
また、「SMT新興国REITインデックス・オープン」は、新興国に上場するREIT、および、同様の制度に基づく銘柄の浮動株修正時価総額に基づいて算出される「S&P新興国REIT指数(配当込み、円換算ベース)」に連動する投資成果をめざす。マザーファンドの運用にあたっては、年金運用など豊富な運用ノウハウを持つ三井住友信託銀行から投資助言を受ける。信託報酬は、年0.648%(税込)。
「S&P新興国REIT指数」の概要は、2014年10月末現在で、構成国は7か国、構成銘柄数40銘柄。国別構成比率は、南アフリカ42.8%、メキシコ32.9%、マレーシア8.2%、トルコ7.7%、タイ4.9%、台湾2.4%、ギリシャ1.1%。REITの用途構成比率は、分散投資型57.7%、商業施設22.4%、産業用施設6.8%、賃貸住宅6.0%、オフィス3.7%、その他3.4%。
新興国REITは先進国など他市場と比較すると配当利回りが高く、また、財務の健全性を測る負債比率(借入金/総資産)が相対的に低く健全な財務体質を有している。また、今後、新興国の経済成長に伴って、中間所得層の拡大、都市化の進展等によって不動産市場の成長、ひいては、REIT市場の成長も期待されている。すでに、2008年から2013年の比較で、新興国REIT市場の時間総額は5年で約11倍に拡大しており、今後も拡大が見込まれる。(編集担当:徳永浩)
三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用する「SMTインデックスシリーズ」に2014年11月28日、新たに「SMTインデックスバランス・オープン」、および、「SMT新興国REITインデックス・オープン」が追加された。同シリーズは16本のファンドラインアップとなり、全世界をカバーする豊富なラインアップが一段と充実した。
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2014-11-28 14:15