オエノンHDが今12月期予想を修正、バイオ燃料事業は廃止

 オエノンホールディングス <2533> が28日引け後、今12月期の業績予想を下方修正した。  売上高は850億円から840億円(前期比2.1%減)に減額。営業利益は17億5000万円から13億5000万円(同44.6%減)に引き下げている。  甲乙混和焼酎や清酒、ビール用コーングリッツなどの売上減が響いたほか、利益面では、為替の変動を含む原料費やエネルギーコストの上昇、運送費の大幅上昇なども影響したという。  また、同社は2007年から国産バイオ燃料の実用化を目指し、米を主原料としたバイオエタノールの製造を事業展開していたが、従来受けていた国庫補助金が2015年度以降は打ち切られることが決定。補助金の支給がないと黒字化するのは困難であると判断し、同事業の廃止を決定している。  このため、今12月期に特別損失を計上する見通しとしており、通期の純利益は8億円から5000万円(同95.6%減)に減額した。  オエノンHDの28日の終値は、2円高の235円。(編集担当:片岡利文)
オエノンホールディングスが28日引け後、今12月期の業績予想を下方修正した。
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2014-11-28 21:00