【本日注目の通貨ペア】カナダドル/円:原油安がカナダドルの重石

 昨日行われた石油輸出国機構(OPEC)総会で、原油の生産高維持が決まると、原油先物価格は72ドル台から67ドル台へ急落。カナダ/円が104.50円台から103.70円台まで下落するなど、原油相場と連動性があるカナダドルにも下落圧力が掛かった。本日の東京市場では一時104.20円台まで持ち直したものの上値の重さは否めない。  世界需要の減退懸念などから先安感が強いだけに原油価格の反発は限られる見込みであり、もし欧米市場で続落する事になればカナダ/円は再び103円台へ押し戻される可能性が高い。  また、本日は加7-9月期国内総生産(GDP)が発表される。前期比年率+2.1%と前期(+3.6%)からの減速が見込まれており、予想を下回る成長率に留まれば、カナダドルの押し下げ要因となろう。本日のカナダ/円相場は、原油価格と経済指標の両睨みで下値警戒ムードが強そうだ。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
昨日行われた石油輸出国機構(OPEC)総会で、原油の生産高維持が決まると、原油先物価格は72ドル台から67ドル台へ急落。カナダ/円が104.50円台から103.70円台まで下落するなど、原油相場と連動性があるカナダドルにも下落圧力が掛かった。本日の東京市場では一時104.20円台まで持ち直したものの上値の重さは否めない。
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2014-11-28 16:45