商船三井は小動き、海外ファンドと提携で210億円の特別利益

 商船三井 <9104> が小動き。前日終値の455円で寄り付いたあとは、小幅安でもみ合っている。  同社は16日引け後、コンテナターミナル事業における新展開を発表した。  インフラ分野に強いカナダの大手ファンド、Brookfield社と戦略的な提携関係を締結。その第一歩として、商船三井が米国でコンテナターミナルを運営するTraPac社の株式のうち49%をBrookfield社に譲渡し、TraPac社を提携の中核会社として位置付け、コンテナターミナル事業を世界各地の重要港に拡大していくという。  Brookfield社は世界20カ国以上でインフラ施設や再生可能エネルギー、森林、不動産などの資産を保有・運用しており、100年を超える歴史を持つ投資ファンドとして知られている。  TraPac社の株式譲渡は2月上旬を予定しており、商船三井は売却益210億円を今3月期決算に特別利益として計上する見込みとしている。通期予想の修正については、1月31日の第3四半期決算発表時に公表する。(編集担当:片岡利文)
商船三井が小動き。前日終値の455円で寄り付いたあとは、小幅安でもみ合っている。
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2014-01-17 09:45