軽自動車が多い日本・・・自動車に見る日中の違い=中国メディア

中国メディアの汽車之家は11月27日、日本国内では中国において見かけないスーパーカーが走っていたり、いたる場所で軽自動車を見かけたりなどすると主張し、日本の自動車市場は「極めて独特であることは間違いない」と論じる記事を掲載、「中国でも日本のように軽自動車が流行する可能性はあるのだろうか」と論じた。
記事は、軽自動車について「日本独特の文化と言っても過言ではない」と主張。さらに、「中国では日本のように軽自動車が市場で大きなシェアを獲得することは難しいと思われる」としたうえで、その理由について「日本と中国は地理的要因が違いすぎるため」と主張した。
続けて、日本は平地の面積が国土の29%しかなく、居住できる場所や自動車で行き来できる距離が極めて限られていると指摘。さらに日本は人口の多くが都市部に集中しているとし、「日本人は地理的に長距離を自動者で移動する必要性がない」とし、買い物や通勤、子どもの送り迎えなどが自動車の主な用途である以上は軽自動車で十分なのだろうと主張した。
一方の中国は国土が極めて広く、省を超えてドライブに出かけたり、遠く離れた故郷へ里帰りしたりなど、日本人よりも自動車で長距離を運転するケースがあることを紹介。さらに、もっとも重要な要素として「家族の多さ」を挙げたうえで、「一家族あたりの人数が多い中国の場合、軽自動車では家族全員が乗れず、中国人の自動車に対する需要を満たすことができない」と指摘した。
また記事は、中国が本格的な自動車社会を迎えてから十数年しか経過していないことを指摘し、「現代の中国人にとって、自動車は身分の象徴でもある」と指摘。そんな中国人にとって軽自動車はメンツの立たない車種に映ってしまうとし、「そのため現代の中国市場においては軽自動車は日本のように流行することはないだろう」と論じた。(編集担当:村山健二)(写真は汽車之家の27日付報道の画面キャプチャ)
中国メディアの汽車之家は11月27日、日本国内では中国では見かけないスーパーカーが走っていたり、いたる場所で軽自動車を見かけたりなどすると主張し、日本の自動車市場は「極めて独特であることは間違いない」と論じる記事を掲載、「中国でも日本のように軽自動車が流行する可能性はあるのだろうか」と論じた。(写真は汽車之家の27日付報道の画面キャプチャ)
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2014-11-30 21:45