日経平均は一時100円超高、ドル・円の上昇を好感

 1日の日経平均株価は前週末比15円25銭高の1万7475円10銭で寄り付いたあと上げ基調を強め、1万7500円台を回復。上げ幅を100円超に拡大する場面もみられる。ドル・円が1ドル=118円台後半まで上昇したことを受けて、輸出関連株を中心に買いが先行した。  個別では、14年12月期の配当予想を修正したポーラ・オルビスホールディングス <4927> が買い気配スタート。1部銘柄の指定承認を受けたエスアールジータカミヤ <2445> やピー・シー・エー <9629> なども買いを集めている。株主優待制度の導入などを発表した日本ビューホテル <6097> も上昇した。15年3月期の売上高予想を上方修正したフュートレック <2468> も買われている。日本郵便による格安スマホ参入が報じられ、日本通信 <9424> などが急伸した。  半面、15年5月期業績予想を下方修正した日本エンタープライズ <4829> は売りが殺到。公募増資などを発表した南海電気鉄道 <9044> も軟調に推移している。キタック <4707> は14年10月期業績および配当予想を上方修正したが利益確定売りに押され、前週に上げ足を速めたスマホゲーム関連ではマーベラス <7844> もさえない。(編集担当:宮川子平)
1日の日経平均株価は前週末比15円25銭高の1万7475円10銭で寄り付いた。
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2014-12-01 09:15