韓国の自動車産業に学ぶべきこと  「わが国産ブランドよりもひどかったのに・・・」=中国メディア

 中国メディアの騰訊汽車は11月28日、中国の自動車メーカーである奇瑞汽車の尹同躍董事長が「昔の韓国車はとてもひどく、中国の自主ブランド車よりもひどかった」と述べたことを紹介する一方、韓国の自動車産業に学ぶべき点は「品質重視の考え方」と論じる記事を掲載した。  記事は、中国と韓国の自動車産業の発展を討論するフォーラムがこのほど開催されたことを紹介し、韓国自動車メーカーの現代自動車がかつて世界5位以内の自動車メーカーになることを目標に掲げたことを伝えつつ、尹同躍董事長が「自らの努力でそれを成し遂げた」と現代自動車を高く評価したことを紹介した。  さらに、韓国の自動車工業は中国とほぼ同時期にスタートしたとしながらも「韓国自動車工業の近年の飛躍ぶりは中国自主ブランドメーカーにとって学ぶべきロールモデルである」と論じた。  続けて、中国の自主ブランドメーカーは「品質の向上を目標に掲げながらも、いつまで経っても実現できていない」と指摘し、現代自動車の中国法人の関係者の発言として「中国が自動車強国になるうえで、まず求められるのは品質面における競争力の向上だ」と論じた。さらに同関係者が「現代自動車が現在の地位を築くことができたのは高い品質があってこそ」と指摘したと紹介した。  さらに、現代自動車グループの鄭夢九会長が1999年に「自動車の購入後10年間もしくは走行距離10万マイル」まで無償で品質保証を行うと発表したことを紹介。韓国自動車産業研究携わるの李吭九氏の発言として「高い品質の裏付けがあってこそブランドの認知度を向上させ、売り上げや利益も伸ばすことができる」と論じた。  続けて記事は、奇瑞汽車の尹同躍董事長が「以前は間違いを犯したが、今は品質の重要性を認識している」と述べたことを紹介、規模と利益だけを盲目的に追求していたのでは今後の経営は立ち行かなくなるとの考えを示したことを伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) teddyleung/123RF.COM)
中国メディアの騰訊汽車は11月28日、中国の自動車メーカーである奇瑞汽車の尹同躍董事長が「昔の韓国車はとてもひどく、中国の自主ブランド車よりもひどかった」と述べたことを紹介する一方、韓国の自動車産業に学ぶべき点は「品質重視の考え方」と論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C) teddyleung/123RF.COM)
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2014-12-01 12:00