大正薬HDは底堅い、消炎鎮痛貼付剤の有効性を確認

 大正製薬ホールディングス <4581> は寄り付き直後に170円高(2.31%高)の7530円を付けた。買い一巡後は上げ幅を縮めたものの、底堅く推移している。  16日引け後、子会社のトクホンと共同開発中の「TT―063」(エスフルルビプロフェン含有消炎鎮痛貼付剤)について、第3相臨床試験で変形性関節症に対する有効性が認められたと発表した。強力な鎮痛作用と良好な皮膚透過性を有するとし、次世代タイプの外用消炎鎮痛貼付剤として、優れた治療効果が期待されるという。大正薬HDは医療医薬品として承認申請を行う予定。  大正薬HDによると、変形性関節症は、関節軟骨の変性や磨耗を主体とした関節部位の慢性退行性変性疾患。国内の患者数は、変形性膝関節症で2400万人、変形性腰椎症で3500万人とされ、およそ3割に疼痛症状がみられる。(編集担当:宮川子平)
大正製薬ホールディングスは寄り付き直後に170円高(2.31%高)の7530円を付けた。
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2014-01-17 10:00