【どう見る日経平均】原油安と円安効果、さらに「期待できる3カ月」から1万8300円目指す
<Q>選挙を控えているが、日経平均は快調に高値を追っている。自公の大勝を見込んでのものか。
<A>「大勝」までは織り込んでいるとは思えない。「負けることはない」というていどだろう。
<Q>何が株高の背景か。
<A>原油価格の大幅下落による日本の貿易収支改善が好感されている。円安効果もある。これまでの円安で家計には光熱費、ガソリン代、輸入商品などが上昇し圧迫となっていたから選挙前の政権には原油安はビッグプレゼントといえる。
<Q>日経平均は1万7400円前後のモミ合いを上放てたが、いつ、どこまで上がるか。
<A>例年、11月から翌年1月までは、「期待できる3カ月」として相場は強いことが多い。しかも、原油安、円安の好材料から少なくとも14日の選挙までは強いとみていいだろう。日経平均はモミ合い放れとなったので次はリーマンショック前の高値である2007年2月の1万8300円(場中値)を目指した展開とみられる。ただ、11月上旬頃に比べ出来高及び売買代金は大きく落ち込んでいるため活況相場ではなく薄商いの中を値段中心に上伸する相場といえる。日経平均がリーマンショック前水準を回復ということになればアナウンス効果も大きい。
<Q>投票日が近づけば調整はあるか。
<A>勝敗の観測が出始めるようになれば様子見気分は強まるだろう。とくに、短期マネーはますます元気だが、中長期投資マネーは今の時点で「大勝」に賭けるには冒険すぎるだろうから中長期マネーは選挙結果を待ってからということになるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
<Q>選挙を控えているが、日経平均は快調に高値を追っている。自公の大勝を見込んでのものか。
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2014-12-01 13:30