【本日注目の通貨ペア】ユーロ/米ドル:再度の1.24ドル割れを視野に入れつつ
ユーロ/ドルは先週、一時1.25ドル台まで切り返したが、原油安が重石となり、再度軟化している。金融政策面から見ても、ユーロ圏では4日の理事会でデフレ対策について示唆があるのではとの見方がある一方、米国では引き続き経済が着実な回復基調を見せる中で利上げを睨んでおり、ユーロ/ドルは中長期的に下向きの圧力が掛かっている。追い風となる材料があれば、反応しやすそうだ。
本日の経済イベントは欧州・米国ともに主要なものばかり。弱いイタリア指標や、強めの米経済指標など、ユーロ/ドルの下げを促進する結果には要注意だ。また、要人発言についても、フィッシャーFRB副議長は11月中に「2015年夏前に金利を変更する可能性がある」と指摘しており、タカ派色が強めだ。ダドリーNY連銀総裁は11月時点では「2015年中に金利を引き上げるだろう」「金融政策の正常化開始は歓迎」と述べており、こちらもやや見方が楽観的と言える。彼らの発言はどちらかと言えばドル買い材料視される可能性が高い。また、本日も引き続き原油安が重石となることも考えられる。
ユーロ/ドルは下げた場合、今朝早朝に一度反発した水準でもある11月28日安値1.24262ドルがまずのターゲットとなる。これを下回れば、1.24000ドルが次のターゲットとなろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
ユーロ/ドルは先週、一時1.25ドル台まで切り返したが、原油安が重石となり、再度軟化している。金融政策面から見ても、ユーロ圏では4日の理事会でデフレ対策について示唆があるのではとの見方がある一方、米国では引き続き経済が着実な回復基調を見せる中で利上げを睨んでおり、ユーロ/ドルは中長期的に下向きの圧力が掛かっている。追い風となる材料があれば、反応しやすそうだ。
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2014-12-01 18:15