中国の鉄道技術がナイジェリアで開花か=中国メディア

 中国メディアの新華社は1日、中国の建設大手会社である中国鉄建がナイジェリアで建設中だった首都アブジャとカドゥナを結ぶ鉄道路線の工事が終了したと伝え、「中国の鉄道技術を採用したチャイナスタンダードの鉄道がまもなく営業を開始する」と報じた。  記事は、中国鉄建の関係者の話として、ナイジェリアのアブジャとカドゥナを結ぶ鉄道路線は「チャイナスタンダードの鉄道技術の輸出成功を象徴すると同時に、機械設備や建設資材の巨額の輸出につながった」と指摘した。  そのほか、同路線は現地の物流を改善させ、経済発展にもつながると指摘したほか、現地での就業の促進や社会の発展にもつながるとし、「ナイジェリア国民の夢はまもなく現実のものになる」の見方を示した。  ナイジェリアにおける「鉄道現代化プロジェクト」は同国最大の都市であるラゴスとカノを結ぶ全長1315キロメートルの鉄道建設プロジェクトで、このほど工事が終了した首都アブジャとカドゥナを結ぶ路線はプロジェクト全体の第1期工事にあたる。  中国の鉄道技術が採用され、新華社が「チャイナスタンダードの鉄道」と自画自賛したナイジェリアの鉄道プロジェクトについて、中国鉄建の関係者は第1期工事の完了に対し、「エボラ出血熱や50度を超える高温、さらにテロ攻撃など想像を超える困難を克服した」と胸を張り、同路線は中国とナイジェリアの工事関係者の汗と涙の結晶だと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの新華社は1日、中国の建設大手会社である中国鉄建がナイジェリアで建設中だった首都アブジャとカドゥナを結ぶ鉄道路線の工事が終了したと伝え、「中国の鉄道技術を採用したチャイナスタンダードの鉄道がまもなく営業を開始する」と報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-12-02 10:30