日経平均は73円高と3日続伸、朝安後に切り返し連日で高値更新
2日の日経平均株価は前日比73円12銭高の1万7663円22銭と3日続伸して取引を終えた。ムーディーズによる日本国債の格下げなどが重しになって利益確定売りが先行したが、一巡後は切り返しの動きとなり、終値としては連日で年初来高値を更新した。
ドル・円の戻りは鈍かったものの、輸出関連株を中心に押し目買いが流入した。NY原油先物価格の反発を背景に、国際石油開発帝石 <1605> など鉱業株や、JXホールディングス <5020> など石油株も堅調に推移。先物へのまとまった買いに支えられて日経平均は後場にプラス圏へ浮上した。
個別では、創薬したセレキシパグの販売承認を欧州で導出先企業が申請した日本新薬 <4516> が急伸。国内証券による目標株価の引き上げが観測された安藤ハザマ <1719> 、国内証券による強気の投資判断が材料視されたとの見方があったセントラル硝子 <4044> なども物色された。恋活支援アプリへの期待もあってエイチーム <3662> も高い。
また、エイズ予防ワクチンの臨床結果が材料視されたアイロムホールディングス <2372> やエボラウイルスの複数の抗体を特定したカイオム・バイオサイエンス <4583> はストップ高配分された。
半面、15年1月期利益予想を上方修正したものの市場コンセンサスに届かなかったピジョン <7956> は利益確定売りが先行。JALとの共同運航の月内申請見送りが伝わったスカイマーク <9204> も軟調に推移した。(編集担当:宮川子平)
2日の日経平均株価は前日比73円12銭高の1万7663円22銭と3日続伸して取引を終えた。
japan,economic
2014-12-02 15:00