王子HD、中越パルプを持分法適用会社化、第三者割当増資を引受

 王子ホールディングス <3861> は2日引け後、中越パルプ工業 <3877> と業務・資本提携すると発表した。中越パルプによる第三者割当増資を引き受け、持分法適用会社とする。  中越パルプは1689万2000株の新株式を発行するほか、自己株式10万8000株を処分。王子HDが全株を引き受け、王子HDの持株比率は子会社の持ち分とあわせて20.8%になる。中越パルプは約32億円を調達し、鹿児島県の川内工場や富山県の高岡工場の設備投資資金に充当する予定。  製紙業界において電子化による需要構造の変化など進むなか、両社は輸入原燃料の共同調達やチップ船の共同運航、相互技術協力支援などでコストの合理化を実施し、新規ビジネスエリアへの参入も進めていくとした。  2日終値は王子HDが前日比変わらずの420円、中越パルプが2円安の188円。(編集担当:宮川子平)
王子ホールディングス(3861)は2日引け後、中越パルプ工業(3877)と業務・資本提携すると発表した。
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2014-12-03 06:15