[ベトナム株]ホーチミン道路、メコンデルタ地方での建設急ぐ

  東北部カオバン省からベトナム最南端のメコンデルタ地方カマウ省までを結ぶ南北幹線道路、ホーチミン道路建設案件の一環として、メコンデルタ地方では既存の国道1A号線と並行するミーアン町(ドンタップ省)~ラックザー市ラックソイ街区(キエンザン省)区間の建設が急ピッチで進められている。   同区間の全長は133kmで、 ドンタップ省カオライン市と同省ラップボー郡を結ぶカオライン橋、ドンタップ省ラップボー郡とカントー市トットノット郡を結ぶバムコン橋、カオライン橋~バムコン橋連絡道路、アンザン省ロンスエン市バイパスなどが建設される。   カオライン橋は全長2014m、投資額は1億4500万USD(約170億円)で、オーストラリア政府の無償支援及びアジア開発銀行(ADB)からの借入金、国家資本で賄う。ゼネコンは中国道路橋梁総公社(CRBC)と地場ビナコネックスE&Cの合弁。   一方、バムコン橋は全長2900m、投資額は2億7100万USD(約320億円)で、韓国の政府開発援助(ODA)と国家資本で賄う。ゼネコンは韓国系のGS Engineering & ConstructionとHanshin Engineering & Constructionの合弁。2本の橋はいずれも2017年に開通する見通しだ。   国道1A号線は、東北部ランソン省ドンダン町にある越中国境の友誼関とカマウ省カマウ市を結ぶ全長2301kmの国道で、南北に細長いベトナムの国土を繋ぐ唯一の道路となっているが、ホーチミン道路が完成すれば、国道1A号線よりも長い全長3183kmの道路となる。(情報提供:VERAC)
東北部カオバン省からベトナム最南端のメコンデルタ地方カマウ省までを結ぶ南北幹線道路、ホーチミン道路建設案件の一環として、メコンデルタ地方では既存の国道1A号線と並行するミーアン町(ドンタップ省)~ラックザー市ラックソイ街区(キエンザン省)区間の建設が急ピッチで進められている。
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2014-12-02 17:30