日経平均は108円高スタート、最高値更新の米国や円安進行が支え
3日の日経平均株価は前日比108円93銭高の1万7772円15銭で寄り付いた。前日の米国市場でNYダウが史上最高値を更新していることや、ドル・円が119円台前半の円安水準に進んでいることを支えに上昇。昨日の日経平均株価はほぼ高値で取引を終えていることから良好なモメンタムも意識される。ただ3営業日で400円近く上昇と短期的な過熱感もあり、どこまで上値を伸ばせるかが注目。
個別では、11月既存店売上高が良好な結果となったファーストリテイリング <9983> が上昇。15年1月期業績・配当予想を上方修正した三井ハイテック <6966> も買いを集めている。業績見通しの修正と緑内障治療剤の販売を発表したデ・ウエスタン・セラピテクス研究所(DWTI) <4576> も高い。
半面、米バイオベンチャーを約4200億円で買収大塚ホールディングス <4578> や、11月既存店売上高が2カ月連続で前年同期を下回ったユナイテッドアローズ <7606> などが下落。国内証券による投資判断の格下げがあった伊藤園 <2593> や小糸製作所 <7276> も売られている。(編集担当:松浦直角)
3日の日経平均株価は前日比108円93銭高の1万7772円15銭で寄り付いた。
japan,economic
2014-12-03 09:15