中越パルプが急反発、王子HDと業務・資本提携

 中越パルプ工業 <3877> は急反発し、午前9時4分に18円高(9.57%高)の206円を付けた。200円台回復は4月18日以来。  2日引け後に王子ホールディングス <3861> との業務・資本提携を発表した。中越パルプは1689万2000株の新株式を発行するほか、自己株式10万8000株を処分するかたちで、王子HDを割当先とする第三者割当増資を実施し、約32億円を調達する。調達資金は鹿児島県の川内工場や富山県の高岡工場の設備投資資金に充当する予定。王子HDの持株比率は子会社の持ち分とあわせて20.8%になり、中越パルプは王子HDの持分法適用会社になる。  製紙業界において電子化による需要構造の変化など進むなか、両社は輸入原燃料の共同調達やチップ船の共同運航、相互技術協力支援などでコストの合理化を実施し、新規ビジネスエリアへの参入も進めていくとした。(編集担当:宮川子平)
中越パルプ工業は急反発し、午前9時4分に18円高(9.57%高)の206円を付けた。200円台回復は4月18日以来。
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2014-12-03 09:15