日本と韓国の自動車メーカー 「中国エコカー市場」で競争激化へ=中国メディア

中国メディアの網通社は2日、中国で自動車の排出ガス規制が年々強化されていることを受け、自動車メーカー各社が中国市場向けのエコカーのラインナップを強化しているとし、日系自動車メーカーと韓国系自動車メーカーのエコカーについて紹介する記事を掲載した。
記事は、中国の一汽トヨタが2015年にカローラとレビンのハイブリッド車を中国で発売する見通しであることを紹介。さらにホンダも2016年にアコード ハイブリッドを中国に投入する計画であるほか、フィットハイブリッドも2年以内に中国で発売されると伝えた。三菱自動車や起亜自動車、現代自動車も今後、中国市場にハイブリッド車を投入する計画だと紹介した。
続けて、ハイブリッド車市場においてはトヨタが絶対的なリーダーだとし、トヨタの中国における合弁企業である一汽トヨタの平野雅則氏の発言として、「カローラハイブリッドには1.5Lハイブリッドシステムが搭載される見通し」と紹介。さらに、広汽トヨタから発売されるレビンハイブリッドにおいてもカローラハイブリッド同様に1.5Lハイブリッドシステムが搭載される見通しだと伝えた。
また記事は、ホンダや三菱自動車も中国にエコカーを投入する計画であることを紹介する一方、「韓国の現代グループも日系自動車メーカーを猛追する見通し」と伝えた。報道によれば、現代自動車は2015年に中型セダン・ソナタのプラグインハイブリッド(PHV)モデルを中国に投入するほか、起亜自動車も同じくPHVモデルのセダンK5を投入すると紹介した。
続けて、中国では環境保護に対する消費者の意識が高まっていることを伝えたうえで、環境保護につながる技術の需要も高まっていると指摘。日系自動車メーカーと韓国系自動車メーカーが相次いで市場にエコカーを投入することで競争は激化する見通しだが、記事は「中国の消費者にとっては選択の余地が広がるため有益」との見方を示した。(編集担当:村山健二)(写真は網通社の2日付報道の画面キャプチャ)
中国メディアの網通社は2日、中国で自動車の排出ガス規制が年々強化されていることを受け、自動車メーカー各社がエコカーのラインナップを強化しているとし、日系自動車メーカーと韓国系自動車メーカーのエコカーについて紹介する記事を掲載した。(写真は網通社の2日付報道の画面キャプチャ)
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2014-12-03 10:00