エーザイが大幅反発、米提携企業の認知症新薬を材料視

 エーザイ <4523> が大幅反発。朝方から上昇を続け、午後0時59分に231円高(5.44%高)の4475円まで買われた。アルツハイマー型認知症治療剤の開発・販促で提携している米バイオジェン関係者が、新薬の検証結果に言及したと伝わり、買い材料視されている。  現地の報道によると、バイオジェンの研究開発責任者が投資家向けカンファレンスで新薬の検証結果について説明。新薬を早期症状のある患者200名を対象に検証したところ、症状に関係する「アミロイドβ」の値を低下させ、その後54週間にわたって効果が持続することが確認された。  エーザイは、国内の主力アルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト」の薬価改定や後発薬との競争激化で、足元の収益落ち込みが著しく、新薬の開発が待望されている。(編集担当:松浦直角)
エーザイが大幅反発。
japan,company
2014-12-03 14:45