ソフトマックスは本来の成長性を評価する相場への復帰を目指す
ソフトマックス <3671> (東マ)の出直り相場に先鞭をつけたい。株価は現在もみ合い場面に入っているが、そのきっかけは前2013年12月期の業績予想の引き下げ。前期の第3四半期累計決算は売上げが25億5900万円(前年同期26億9800万円)、営業利益1億6300万円(同5200万円)の実績となった。
それを受け、会社側は通期の売上げを41億円から34億5000万円(前期37億6100万円)へ、営業利益を4億2300万円から2億8600万円(同2億1200万円)へそれぞれ引き下げた。
同社は、九州エリアを地盤に「電子カルテシステム」、医師の指示(処方、検査等)をリアルタイムに施行部門へ伝達する「オーダリングシステム」、「医事会計システム」などを販売している。
今回の減額は、1件当たりの受注が小口化し、受注件数が増加したことにより、今2014年12月期に導入を持ち越さざるを得ない案件が複数あり、また、医療情報システム業界の競争激化による販売価格の低下も影響した、ただ、受注は好調で、当期はシステムソフトウェアが前年同期比27.8%増、ハードウェアが同26%増を達成、全体としても同18%増に伸びている。
財政再建のため、医療費抑制は急務の政策である。そのため、新政権策では、医療関係が重点分野として取り上げられており、2013年6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針について」においては、成長戦略の重点項目の一つとして、「医療関連情報の電子化・利活用推進」が掲げられている。
東日本大震災の経験から、診療録等を外部の適切な場所へ電子的に保存することを定めた「外部保存通知」を3年ぶりに改正し、震災等によるデータ消失に備えた電子データの外部保管が打ち出されている。同社が手掛ける電子カルテ市場は、それほどに急成長が想定されている。一時的な足踏みを終えた後は、本来の成長相場が期待できそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ソフトマックス<3671>(東マ)の出直り相場に先鞭をつけたい。株価は現在もみ合い場面に入っているが、そのきっかけは前2013年12月期の業績予想の引き下げ。
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2014-01-17 12:30