タカラトミーが米ファンドと提携解消、TPG保有株は全株買い取りへ

 タカラトミー <7867> は3日引け後、07年3月から続けてきた米投資ファンド「TPG」との資本・事業提携の解消を発表した。  提携によって一定の成果が得られたとしている。11年に実施した米玩具メーカーRC2(現トミー・インターナショナル)の買収や、中国からベトナムへの生産体制のシフトによるコスト競争力向上などがその例。  タカラトミーは、普通株式970万株(発行済み株式総数の10.3%、総額67億円)を上限とした自己株式の取得を発表。TPGは提携解消に伴い、保有していたタカラトミー全株式445万100株(同4.62%)を譲渡する。また、同ファンドが保有するCB(転換社債型新株予約権付社債)総額74億円についてもタカラトミーが買い取り、消却する。  3日終値は622円で前日比変わらず。(編集担当:松浦直角)
タカラトミーは3日引け後、07年3月から続けてきた米投資ファンド「TPG」との資本・事業提携の解消を発表した。
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2014-12-03 18:00