タカラトミーが年初来高値、米ファンドとの提携解消で自社株買いを実施へ

 タカラトミー <7867> が急伸し、6月26日の年初来高値を更新した。午前9時12分に74円高(11.90%高)の696円を付けた。  同社は3日引け後、07年3月から続けてきた米投資ファンド「TPG」との資本・事業提携の解消を発表。提携によって一定の成果が得られたとしている。11年に実施した米玩具メーカーRC2(現トミー・インターナショナル)の買収や、中国からベトナムへの生産体制のシフトによるコスト競争力向上などがその例。  タカラトミーは、普通株式970万株(発行済み株式総数の10.3%、総額67億円)を上限とした自己株式の取得を発表。TPGは提携解消に伴い、保有していたタカラトミー全株式445万100株(同4.62%)を譲渡する。また、同ファンドが保有するCB(転換社債型新株予約権付社債)総額74億円についてもタカラトミーが買い取り、消却する。(編集担当:松浦直角)
タカラトミーが急伸し、6月26日の年初来高値を更新した。
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2014-12-04 09:15