日経平均は166円高と5連騰、良好な外部環境に「与党優勢」も支援

 4日の日経平均株価は前日比166円78銭高の1万7887円21銭と5日続伸し、終値ベースでは4営業日連続で年初来高値を更新した。米国株の堅調推移や円安の進行など良好な外部環境を背景に買いが先行した。衆院選を控えるなかでの各紙の世論調査で与党が優勢だったことも政策期待の買いを誘ったようで、利益確定売りが上値を抑えて伸び悩む場面もみられたが下値は限定的だった。  個別では、大手証券によるリポートが好感されたとの見方があったネクスト <2120> がストップ高。消費電流を5分の1に抑えた水晶発振器を開発したリバーエレテック <6666> もストップ高を演じた。米ファンドとの提携解消と自社株買いを発表したタカラトミー <7867> も高い。外資系証券による投資判断の引き上げが観測されたカシオ計算機 <6952> も物色された。15年10月期でV字回復を計画したトップカルチャー <7640> も堅調。  半面、11月の既存店で減収だったハイデイ日高 <7611> は売りが先行。国内証券が投資判断を引き下げた日本水産 <1332> も下落した。エアバッグ不具合で国土交通省に18万台のリコールを届け出たタカタ <7312> も軟調に推移した。14年10月期で最終減益を見込んだスリープログループ <2375> は利益確定売りに押された。(編集担当:宮川子平)
4日の日経平均株価は前日比166円78銭高の1万7887円21銭と5日続伸し、終値ベースでは4営業日連続で年初来高値を更新した。
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2014-12-04 15:00