カリブの島をどうぞ!? ベネズエラに中国へ「借金」返せぬ経済危機か=中国メディア

 中国メディアの東快網は4日、経済危機に瀕しているベネズエラが中国からの負債償還に、小さな「島」を利用しようと考えているとする香港メディアの報道を伝えた。  記事は、英フィナンシャル・タイムズが10月24日にベネズエラについて「経済衰退に深刻なインフレが重なり、巨額の国外債務不履行が生じる可能性がある」とし、その対象が中国であると報じたことを紹介。  そのうえで香港メディアが、同国財務相が中国訪問中、カリブ海に浮かぶ64平方メートルの小島、ブレンキラ島を中国からの負債500億米ドル(約5兆9900億円)の抵当とし、さらに100億ドル(約1兆1980億円)の融資を望んだと報じた。この情報について、両国は事実関係について言及していない。  記事は、国際石油価格が暴落し、石油輸出国機構(OPEC)が減産による価格維持を放棄したことで、経済を石油輸出に依存しているベネズエラが中国にさらなる支援を求めていると香港メディアが解説したことを併せて伝えた。  また、ベネズエラが外国に島を送るケースは以前にもあるとし、2009年にチャベス大統領が米ニュージャージー州に自然環境保護目的として島を寄贈したことを紹介した。この島は米デラウェア川にあり、ベネズエラ国営石油企業が1990年に購入していたという。(編集担当:今関忠馬)(写真は東快網の4日付報道の画面キャプチャ)
中国メディアの東快網は4日、経済危機に瀕しているベネズエラが中国からの負債償還に、小さな「島」を利用しようと考えているとする香港メディアの報道を伝えた。(写真は東快網の4日付報道の画面キャプチャ)
china,america,economic,politics
2014-12-04 16:00