ダイナムジャパンHD、低貸玉営業が進展し業績堅調で日本版カジノ構想にも期待

パチンコホールを運営するダイナムジャパンホールディングス(06889、香港証券取引所メインボード)の2015年3月期中間決算の連結決算は、貸玉収入が前年同期比9.6%減の4252億9700万円、営業収入が同1.8%減の806億8200万円となった。合計数値では前中間期を下回ったものの、これは同社が主軸とする1円玉貸、5円メダル貸を中心とした低貸玉営業が進展していることが影響している。
9月中間期には、主に低貸玉機を展開する「ゆったり館」を新規に5店舗出店したほか、7店舗の業態変更を実施。前中間期比では29店舗増加したこともあり「ゆったり館」の貸玉収入は同12.7%増の1208億6600万円、営業収入は同11.8%増の289億4700万円と2ケタ増を達成した。競合店に比較しても良好な営業パフォーマンスを記録している。
一方、店舗営業費用が減少したことから営業利益は同0.5%増の160億6700万円、保有株式の時価変動による金融費用の増加から中間期の純利益は同12.3%減の90億4000万円だった。
同社では株主への高配当継続を重要な経営方針の一つに掲げている。この方針に沿い、前中間期と同じ中間配当7円を実施する。12月12日を配当基準日とし、来年1月14日が支払日となる。
2023年にはグループパチンコホール1000店舗、シェア10%の経営目標を掲げている。この目標を達成するため年間40店舗の新規出店を進める方針で、ダイナムのブランド価値向上にも取り組んでいく。また、日本版カジノ構想をにらみ、同社では47年の歴史と海外で蓄積した経験をもとに将来のビジネスチャンスに備えていく方針だ。(編集担当:サーチナ・メディア事業部)
パチンコホールを運営するダイナムジャパンホールディングス(06889、香港証券取引所メインボード)の2015年3月期中間決算の連結決算は、貸玉収入が前年同期比9.6%減の4252億9700万円、営業収入が同1.8%減の806億8200万円となった。
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2014-12-05 08:15