日経平均は65円安スタート、足元の過熱感から一服の展開

 5日の日経平均株価は前日比65円36銭安の1万7821円85銭で寄り付いた。前日の米国市場でNYダウが一服していることにくわえ、ドル・円が一時120円を付けたあと119円台後半に戻っていることから日経平均は下落。きのうまで5連騰していることもあり、休日前の利益確定売りが優勢となっている。  個別では、15年7月期第1四半期が純利益大幅減となったビットアイル <3811> や、14年12月期業績予想を下方修正したアース製薬 <4985> などが下落。英SNS向け広告会社の買収を発表した電通 <4324> も売られている。日本商業開発 <3252> は東証1部ないし2部上場が決まったものの、公募増資を発表したことで反落している。  半面、CB発行と自社株買いを実施したケーズホールディングス <8282> や、15年7月期第1四半期が大幅な増収増益となったアルチザネットワークス <6778> が買い先行。東証1部指定で記念配当を実施する不二電機工業 <6654> や、11月の既存店売上高が堅調だったブックオフコーポレーション <3313>も上昇している。  きょうは日本時間午後10時30分に米国で11月雇用統計が発表される予定。(編集担当:松浦直角)
5日の日経平均株価は前日比65円36銭安の1万7821円85銭で寄り付いた。
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2014-12-05 09:15