日経平均は12円安で取引終了、材料難でプラス圏維持できず

 17日の日経平均株価は前日比12円74銭安の1万5734円46銭と続落して引けた。ただ、TOPIXとJPX日経インデックス400は反発した。  米国株の下落や円の強含みを背景に売りが先行。日経平均は下げ幅を一時120円超に拡大した。売り一巡後は先物への大口買いを支えに持ち直し、後場にはプラス圏へ浮上する場面もあったが、手掛かり材料難で追随するような買いはみられず、週末の手じまい売りもあって上値は限られた。  個別では、13年11月期で営業減益のくろがね工作所 <7997> が売り一巡後も停滞。14年11月期で赤字転落を見込んだホテル、ニューグランド <9720> もさえない。前年を下回る国内販売台数計画が報じられたダイハツ工業 <7262> も軟調。米系証券による投資判断の引き下げが観測されたミクシィ <2121> の下げもきつかった。インテル関連銘柄のイビデン <4062> も戻りの鈍い展開が続いた。  半面、14年11月期で増収増益・復配を計画した川口化学工業 <4361> は急騰。米系証券による投資判断の引き上げが観測されたフジクラ <5803> も高い。14年3月期業績予想を上方修正した日本電産コパル電子 <6883> はストップ高配分され、親会社の日本電産 <6594> などもしっかり。記念配当の実施を発表したジャストプランニング <4287> も物色された。(編集担当:宮川子平)
17日の日経平均株価は前日比前日比12円74銭安の1万5734円46銭と続落して引けた。
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2014-01-17 14:00