ホンダの「新ハイブリッドシステム」 中国生産へ=中国メディア

 中国メディア・網通社は5日、ホンダが新しいハイブリッドシステムと組み合わせたエンジンを2016年より中国で生産する予定であると報じた。  記事は、先日開かれた広州国際モーターショーで披露された新型ハイブリッドシステム「i-MMD」について、同社のハイブリッドプロジェクト担当者が「2016年に中国で生産する」と語り、アコードが最初の搭載車種になる予定であることを明らかにしたと紹介。さらに、同システムが中型車に限らない拡張性を持っているとし、今後はアコードのほかにスピリア、シビックにも採用される可能性があると予測した。  そのうえで、i-MMDシステムについて、同社が昨年開いた中国メディア発表会において紹介した「アース・ドリームス・テクノロジー」を冠する3種類の動力システムの1つであると説明。2.0リッターのアトキンソンサイクルエンジンに、新開発の2モーター内蔵電気式CVTとリチウムイオン電池を組み合わせたシステムであると紹介した。  さらに、同システムは優れた加速性能とともに、燃費も向上させたと説明。同社の多くの製品への普及が見込まれるとした。  記事は、i-MMDシステムのほかに、1.5リッターi-VTECエンジンをベースに、電気モーターを備えた7速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)、リチウムイオン電池を合わせた、i-DCDハイブリッドシステムについても言及。加速性能が15%、燃費が30%向上したこのシステムが今後、フィットやシティなどの小型車に採用される見込みであると伝えた。  さらに、世界初の3モーター搭載四駆ハイブリッドシステムである「スポーツハイブリッドSH-AWD」を加えた、同社の3つのハイブリッドシステムが、エコカー分野に大きなインパクトを与えることになるとした。(編集担当:今関忠馬)(写真は網通社の5日付報道の画面キャプチャ)
中国メディア・網通社は5日、ホンダが新しいハイブリッドシステムと組み合わせたエンジンを2016年より中国で生産する予定であると報じた。(写真は網通社の5日付報道の画面キャプチャ)
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2014-12-05 12:15