日経平均終値は33円高と6連騰、朝方の下げを埋めてほぼ高値引け
5日の日経平均株価は、前日比33円24銭高の1万7920円45銭と続伸して取引を終えた。米11月雇用統計や休日が意識される中、朝方の下落を埋めて上昇を続けた。前日に米国市場が一服となったことや、ドル・円が120円台から119円台後半に戻していたことから、前日比65円36銭安の1万7821円85銭で取引を開始。その後、ドル・円が再び120円台にのったことや、日銀のETF買入れ期待を背景に下げ幅を縮め、きょうの高値近辺で引けた。
個別株では、提携する米医薬品大手での新薬開発が材料視されているエーザイ <4523> や、沖縄近くの熱水鉱床発見で思惑買いが広がった日本海洋掘削 <1606> などが上昇。ガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> は10日に海外展開の発表があるとの報道で買われた。第1四半期が営業益5割増となった綜合臨床ホールディングス <2399> や、大幅増益となったアルチザネットワークス <6778> などはストップ高で引けた。
一方、エネルギー市況軟化を背景に外資系証券が目標株価を引き下げた日揮 <1963> や千代田化工建設 <6366> が下落。14年12月期予想を一転して最終減益としたアース製薬 <4985> や、クオリーメン社との業務提携契約の解除を発表したT&Cホールディングス <3832> も売られた。ネクスト <2120> は前日急騰の反動で利益確定に押された。
業種別では保険、金属製品、水産・農林などが上昇した。一方、小売り、陸運、建設などの下落が目立った。(編集担当:松浦直角)
5日の日経平均株価は、前日比33円24銭高の1万7920円45銭と続伸して取引を終えた。
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2014-12-05 15:00