世界のスマートフォン市場、「成長ペース鈍化」が急速=中国メディア

中国メディア・中国証券報は4日、米国のディスプレイ業界調査会社「ディスプレイサーチ」が3日に発表した研究リポートで、スマートフォン市場の成長ペースが急速に低下しつつあることが示されたと報じた。
記事は、同社のレポートが、2015年の世界におけるスマートフォンの年間成長率は14%と見込まれ、13年の40%、14年の23%に比べて成長が急速に鈍化するとしたことを紹介。そして、成長鈍化の背景には、流通の最終消費である、サプライチェーンの川下で普及スピードが低下していることを伝えた。
リポートはまた、中国におけるスマートフォンの年間成長率が16年には10%未満にまで低下し、世界のスマートフォン市場のエネルギーはほかの南アジア、南米、東ヨーロッパといった他地域へと移動すると予測した。
このほか、中国のスマートフォン市場については、13年の市場キャパシティが約3億1800万台で、14年には4億台を突破する見込みであると予測。市場の成長に伴い、数量や規格、技術面でも大きく成長したとする一方、平均単価については下がり続けていると指摘し、中国移動などのキャリアによる購入補助が削減されつつあることで、ハイエンドブランドは大きな打撃を受けているとした。
記事は、リポートがさらに、4K解像度のディスプレイを持つ携帯電話が15年下半期に登場する見込みであると予測したことも併せて紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・中国証券報は4日、米国のディスプレイ業界調査会社「ディスプレイサーチ」が3日に発表した研究リポートで、スマートフォン市場の成長ペースが急速に低下しつつあることが示されたと報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-12-06 23:15