今週の為替相場見通し(2014年12月8日-)=為替王

 いまから1週間前はまだ1ドル=118円でしたが、先週号の「為替相場見通し」におきまして、「第一に119円台後半」「最大で121円台」との予想を掲げました。この円安予想が先週はズバリ的中し、見事に121円台に到達しました。爽快に予想的中して良かったと思います。ドル買い円売りで利益を獲得された皆様、本当におめでとうございました。今週の見通しにつきましては、ひとまずターゲットに到達したということで、円安の動きが鈍くなったり、これ以上、円安に動いても短期的には反落しやすいなどの傾向が予測されます。  ユーロ米ドルは先週のブログ記事で「雲行きが怪しくなってきた」と書きましたが、その後、本当に雨が降ってきたような印象です。下落シグナル点灯後、年初来安値を下回り、先週末は1.22台まで下がってきました。もう一息、具体的には最低1.21台から最大で1.20近辺へと下落が拡大する潜在的リスクは残っているのではないかと考えます。ユーロ円については、以前から最大1ユーロ=150円の大台回復を掲げてきました。先週は147円で始まって週末には149円50銭まで上昇しました。ターゲットまであとわずか。もうひと伸びする余地はあるのではないかと考えます。  豪ドル米ドルの下落トレンドも止まりません。0.83まで下がってきました。この3カ月で1100pips(0.94→0.83)下がっています。原因としては、10月に保ち合いが形成されてそこから反発に向かう可能性もあったのですが、逆に下方に崩れたことが致命的でした。最大で0.80近くのターゲットも出ています。が、逆にいえばもうそろそろとの見方もできるかと思います。豪ドル円については再び先月の高値(102円台)を目指す芽も出ています。が、100円台を中心とする保ち合いを下方に崩れますと、98円台への調整が生じることになると考えます。  ポンドについても、ポンド円が好調なためあまり目立たないのですが、ポンド米ドル相場がまた一段と崩れかけており、短期的な最大の下落目処は1.53台と見ています。(執筆者:為替王)
いまから1週間前はまだ1ドル=118円でしたが、先週号の「為替相場見通し」におきまして、「第一に119円台後半」「最大で121円台」との予想を掲げました。この円安予想が先週はズバリ的中し、見事に121円台に到達しました。
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2014-12-08 09:45