日経平均は15円高、一時1万8000円台回復も終値で維持できず

 8日の日経平均株価は前週末比15円19銭高の1万7935円64銭と小幅ながら7日続伸し、終値ベースとしては連日で年初来高値を更新した。  米国株高や円安進行を背景に買いが先行。日経平均は寄り付きで一時1万8000円台を回復したが、寄り付き前に発表された7-9月期のGDP(国内総生産)が下方修正されたことが重しになって伸び悩み、マイナス圏へ沈む場面もあった。終盤にかけて持ち直し、終値としては連日で年初来高値を更新したが、1万8000円には届かなかった。  個別では、自社株買いを発表したフェイス <4295> が高い。外資系証券による目標株価の引き上げが観測されたエイチ・アイ・エス <9603> も物色された。独航空機メーカーから降着装置を受注した住友精密工業 <6355> も堅調。米企業と資本・業務提携を発表したディー・ディー・エス <3782> はストップ高を演じ、「CocoPPa」が累計3200万ダウンロードを突破したユナイテッド <2497> も一時ストップ高を付けた。  半面、MVジャパンによるディスカウントTOB価格が重しになったショットモリテックス <7714> が下落した。15年1月期第3四半期で営業益21.4%減のポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス <3657> も売りが先行。15年2月期業績予想を下方修正したフェリシモ <3396> も軟調に推移した。外資系証券による投資判断の引き下げが観測されたファナック <6954> も上値の重い展開となった。(編集担当:宮川子平)
8日の日経平均株価は前週末比15円19銭高の1万7935円64銭と小幅ながら7日続伸し、連日で年初来高値を更新した。
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2014-12-08 15:00