中国は「世界的強国」か 外国人に意識調査を実施=中国メディア

 中国メディア・環球網の研究機関が実施した、外国人を対象にしたアンケート調査で、回答者の6割以上が中国は「世界的な強国」であるとの認識を示したことが明らかになった。環球網が6日報じた。  この調査は世界6大陸の17カ国を対象に実施したもので、有効回答数は1万7544件だった。対象となった国にはBRICs各国のほか、中国と領土争いを繰り広げている国、先進国、発展途上国などが含まれている。  調査では、64.3%が「中国はすでに世界的な強国」と回答。昨年の60.0%から4.3ポイント上昇した。一方、「まだ不完全」は21.1%、「世界的な強国ではない」は5.6%となった。  世界的な強国である要素についての質問では、「経済力」が71.5%をもっとも高くなった。以下、「政治や外交の影響力」が36.5%、「軍事力」が33.3%と続いた。「文化的影響力」を挙げた回答者は29.1%にとどまったが、昨年の22.2%に比べると大きく増えた。  中国を「世界的な強国」とみなす外国人が多い一方で、「今後10年、国際情勢でもっとも影響力を持つ国・地域はどこか」との質問では、米国との回答者が35.8%で依然としてトップに立った。中国との回答者は26.8%で、昨年の27.7%より約1ポイント減少した。このほか、ロシアを挙げた回答者が14.8%、EUが14.1%となった。  アジアにおける今後10年間の影響力では、中国が最高とする回答が32.1%に達し、米国の17.6%、日本の15.1%をそれぞれ上回った。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・環球網の研究機関が実施した外国人を対象にしたアンケート調査で、回答者の6割以上が中国は「世界的な強国」であるとの認識を示したことが明らかになった。環球網が6日報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-12-08 15:30