[ベトナム株]日本へのマグロ輸出、基準満たさず見送りに

  南中部沿岸地方ビンディン省にあるビンディン水産株式会社(Bidifisco)は3日、輸出業などを手掛ける株式会社加藤均総合事務所(大阪府堺市)及びビンディン省農業農村開発局の専門家と協力し、日本への輸出が予定されていたマグロの品質検査を行った。しかし検査の結果、品質基準を満たしていないと判断され、輸出は見送られることとなった。   これらのマグロは、日本から導入した技術や設備を利用したマグロ漁の試験導入プログラムの一環として漁獲されたもの。今回は5隻の漁船が出漁し、マグロ200本近くが水揚げされた。保管プロセスに問題はなかったものの、台風により出漁期間が長引いてしまったため、マグロの品質が低下してしまったという。   漁民とマグロの購買契約を結んでいるビンディン水産は、1kg当たり11万VND(約621円)の価格でこれらのマグロを買い取ったが、品質の問題から日本への輸出は見送ることとした。   なお、8月にはマグロ54本が水揚げされ、日本の品質基準を満たした37本のうち、9本が日本に空輸された。9本のマグロは大阪府で競りにかけられ、1kg当たり1200円(約21万VND)の高値で競り落とされたが、それ以降、日本へのマグロ輸出は行われていない。(情報提供:VERAC)
南中部沿岸地方ビンディン省にあるビンディン水産株式会社(Bidifisco)は3日、輸出業などを手掛ける株式会社加藤均総合事務所(大阪府堺市)及びビンディン省農業農村開発局の専門家と協力し、日本への輸出が予定されていたマグロの品質検査を行った。しかし検査の結果、品質基準を満たしていないと判断され、輸出は見送られることとなった。
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2014-12-08 17:45