韓国の「6大産業」 中国に追い抜かれた世界シェア=韓国華字メディア

 韓国・全国経済人連合会が8日に発表した研究結果で、スマートフォン、自動車、造船、石油化学、石油精製、鋼鉄の6大産業の世界シェアがいずれも中国を下回ったことが明らかになった。韓国メディア・亜州経済の中国版「亜州中国」が8日報じた。  スマートフォンの世界市場シェアについて、サムスンをはじめとるする韓国企業のシェアは30.1%で、小米(シャオミ)や華為(ファーフェイ)、聯想(レノボ)を主力とする中国企業のシェアの31.3%を下回った。自動車分野では2009年に中国に抜かれ、13年のシェアは中国が12.5%だったのに対して韓国は9.8%にとどまった。  石油化学分野では、03年には中韓それぞれ5.3%前後とほぼ同水準だったエチレン生産量が、13年には中国が12.2%とシェアを伸ばしたのに対して、韓国は5.4%とほぼ変化しておらず、大きく差が開いた。  造船分野では、新規受注量、造船工事完成量、保有受注量の3大指標で中国がいずれも世界一になっており、韓国は高付加価値船舶へと戦略の転換を迫られている。  鋼鉄は中国が03年に22.9%だったシェアを13年には48.5%へと激増させた。一方、韓国のシェアは4.8%から4.1%へと減少。石油精製でも中国が10年間で約7ポイントシェアを増やしたのに対し、韓国は0.2ポイントしか増えておらず、その差は拡大した。  6大産業以外では、半導体やディスプレイ分野において韓国が依然として中国をリードしているものの、成長ペースでは中国が大きく上回っており、やはり予断を許さない状況だという。  同連合会の関係者は、「韓国企業は、差別化を図れる事業分野の発掘に力を注ぐ必要がある。娯楽、健康などを新たな主力産業として、その研究開発に投資すべきだ」とコメントした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
韓国・全国経済人連合会が8日に発表した研究結果で、スマートフォン、自動車、造船、石油化学、石油精製、鋼鉄の6大産業の世界シェアがいずれも中国を下回ったことが明らかになった。韓国メディア・亜州経済の中国版「亜州中国」が8日報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-12-08 21:45