日経平均は122円安で取引終了、欧米株安や円安一服で利益確定売り

 9日の日経平均株価は前日比122円26銭安の1万7813円38銭と8営業日ぶりに反落して取引を終えた。  欧米株安や円安一服が嫌気されて利益確定売りが先行した。日銀によるETF(上場投資信託)買い入れ期待を支えに売り一巡後は下げ幅を縮めたものの、ドル・円が120円台前半まで下落したことで後場から売り圧力が強まって下値を模索。引けにかけて下げ渋ったが、戻りは限定的だった。  個別では、15年10月期業績予想が市場コンセンサスを下回った学情 <2301> が軟調。国内証券による投資判断の引き下げが観測されたエーザイ <4523> も急落した。前日まで4営業日連続でストップ高を演じたMCJ <6670> は利益確定売りに押されて一転ストップ安を付けた。11月既存店で10カ月連続の減収となった日本マクドナルドホールディングス <2702> もさえない。  半面、14年10月期業績予想を上方修正したTASAKI <7968> は急伸し、年初来高値を更新した。証券会社の評価を材料視した動きも目立ち、富士石油 <5017> 、図研 <6947> 、カプコン <9697> などが堅調に推移した。アンドロイド向けスマホゲームの事前登録を開始したアクロディア <3823> も高い。(編集担当:宮川子平)
9日の日経平均株価は前日比122円26銭安の1万7813円38銭と8営業日ぶりに反落して取引を終えた。
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2014-12-09 15:00