【本日注目の通貨ペア】豪ドル/円:一部でRBAの利下げ観測が浮上

 足元で豪ドル/円の軟調推移が止まらない。その理由として、(1)鉄鉱石や原油など商品相場の軟調推移により同国の交易条件が悪化。鉱業部門を中心とした設備投資の抑制や雇用の削減が懸念される中、(2)今月3日の豪第3四半期国内総生産(GDP)が予想を下回る伸びに留まった事を理由に、豪準備銀行(RBA)の利下げ観測が徐々に広がった事が挙げられる。  次回のRBA理事会は来年2月であり、当面は商品相場の動向が豪ドル/円相場の焦点となりそうだ。石油輸出機構(OPEC)の減産見送りによる供給過剰懸念などから原油を始め商品相場に下落圧力が掛かりやすく、豪ドル相場の重石となる事が予想される。  98.606円(10月安値91.762円~11月高値102.837円の38.2%戻し)を割ると、97.300円(前述の上げ幅1/2押し)や96.018円(本稿執筆時点での200日移動平均線)を順に試す事となるだろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
足元で豪ドル/円の軟調推移が止まらない。その理由として、(1)鉄鉱石や原油など商品相場の軟調推移により同国の交易条件が悪化。鉱業部門を中心とした設備投資の抑制や雇用の削減が懸念される中、(2)今月3日の豪第3四半期国内総生産(GDP)が予想を下回る伸びに留まった事を理由に、豪準備銀行(RBA)の利下げ観測が徐々に広がった事が挙げられる。
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2014-12-09 18:15