日経平均は一時250円超安、米株安や円安一服で

 10日の日経平均株価は前日比190円03銭安の1万7623円35銭で寄り付いたあと、下げ幅を250円超に拡大する場面があった。米国株の下落や円安一服を背景に売りが先行し、輸出関連株や金融セクターの一角が下落している。  マツダ <7261> や、住友ゴム工業 <5110> などが軟調に推移しているほか、金融セクターでは、大和証券グループ本社 <8601> など証券株の下げも目立つ。個別では、公募増資などを発表した日本エンタープライズ <4829> が売り気配スタート。第3四半期で高進ちょく率も15年1月期業績予想を据え置いたミサワ <3169> は利益確定売りに押された。  半面、水素スタンドの規制緩和に乗り出すと報じられ、岩谷産業 <8088> など関連銘柄には買いが先行した。オンコセラピー・サイエンス(OTS) <4564> は共同研究者のシカゴ大学グループからの論文公表を材料に買いを集めている。(編集担当:宮川子平)
10日の日経平均株価は前日比190円03銭安の1万7623円35銭で寄り付いたあと、下げ幅を250円超に拡大する場面があった。
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2014-12-10 09:15