【相場展望】調整に一区切りつき徐々に強さを取り戻す展開に

■1月20-24日   戻りトライを想定していた1月第3週(14~17日)の相場は、米国の雇用統計の悪化を受け、週初14日は日経平均が490円安と波乱のスタートを余儀なくされた。ただ、14日の安値は1万5383円と、昨年12月18日以来の水準にまで売り込まれ、底打ち機運が台頭、その後は押し目買いを呼び込む流れになっている。   日経平均の予想PERは、昨年12月30日の16.6倍をピークに低下、16日現在では15.8倍にまで下がってきた。決して割安ではないが、割高でもない数値である。昨年12月25日には12.7倍にまで高まっていたNT倍率も1月17日には12.1倍まで下がってきた。   短期急騰から求められていたスピード調整、及び日経平均先行の株価上昇のねじれ調整など、相場の内部要因はひとまず調整に一区切り付けたと思われる。当面は日経平均のPER低下につながる企業業績の動向が大きなポイントになる。その意味では為替相場の円安が追い風になるのだが、まだ米国景気が確固とした回復にまで届いていないだけに、はっきりとしたドル高・円安のシナリオは描きにくく、円は現行水準準でのもみ合いが予想される。そうした状況を踏まえ、今週は企業業績増額への期待を抱えつつ、少しずつ強さを取り戻す場面を想定している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
戻りトライを想定していた1月第3週(14~17日)の相場は、米国の雇用統計の悪化を受け、週初14日は日経平均が490円安と波乱のスタートを余儀なくされた。
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2014-01-18 16:45