中国企業の空気清浄機に「パクリ疑惑」 日本企業の製品を模倣か=中国メディア

中国のスマートフォン大手・小米(シャオミ)が9日に発表した空気清浄機について、日本の家電メーカー「バルミューダ」の製品を模倣したのではないかとの疑惑が浮上した。中国メディア・DoNewsは11日、バルミューダ社が「元従業員が機密保持契約を破った可能性がある」とする声明を発表したことを報じた。記事は元従業員の国籍には触れていないが、日本人名を伝えた。
記事は、バルミューダが今年5月に同社を退職した元従業員について「退職時に契約した、機密保持条項に違反したかどうかをさらに調査する」と名指しで発表したことを紹介。バルミューダは、この元従業員が小米の空気清浄機開発に携わったことが、契約の条項に違反する可能性があるとの認識を持っていると伝えた。
バルミューダは声明の中で、空気清浄機「AirEngine」の開発で注目を集め、複数企業から協力のオファーを受けたとしている。そのなかには小米も含まれていたが、開発スケジュールが非常にタイトだったため、小米とはいかなる協力も行わなかったと説明した。
バルミューダによれば、同製品にかんして日本と中国の双方で取得した特許のいずれについても、元従業員は特許権を所有していないという。また、小米から特許技術使用の申請も出されていないとのことだ。
小米は、バルミューダが2012年に発売した空気清浄機「AirEngine」を模倣したとされる。中国国内では今年(2014年)1月15日から、通販サイトのAmazon.com(アマゾン・ドット・コム)を通じて売られることになった。記事によると、小米が9日に製品発表を行った直後から「バルミューダ製品のパクリ」と指摘する声が出た。(編集担当:今関忠馬)(写真はDoNewsの11日付報道の画面キャプチャ)
中国のスマートフォン大手・小米(シャオミ)が9日に発表した空気清浄機について、日本の家電メーカー「バルミューダ」の製品を模倣したのではないかとの疑惑が浮上した。(写真はDoNewsの11日付報道の画面キャプチャ)
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2014-12-11 11:30