日経平均終値は155円安と3日続落、売り一巡後は押し目買いで底堅く推移

 11日の日経平均株価は、前日比155円18銭安の1万7257円40銭と3日続落して取引を終えた。外部環境の悪化を背景に3日連続で3ケタ下落となったが、押し目買いもあって下げ渋る展開となった。米国市場の急落や10月機械受注の結果を嫌気し、前日比232円09銭安の1万7180円49銭で取引を開始。売り一巡後は徐々に下げ幅を縮め、底堅く推移した。ただ、買い進む動きも少なく横ばいのまま引けた。  個別株では、今期の収益見通し鈍化が嫌気されたカナモト <9678> や、11月既存店売上高が7カ月連続マイナスだったエー・ピーカンパニー <3175> などが下落。外資系証券が投資判断を引き下げたSUMCO <3436> も売られた。中国テンセントと人気ゲームの展開を発表したガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> は材料出尽くしで反落した。  一方、1部指定で記念配実施を好感したデリカフーズ <3392> や、第1四半期が大幅増益となったシーシーエス <6669> などが上昇。国内証券が目標株価を引き上げたエン・ジャパン <4849> や、ファンケル <4921> なども買われた。第3四半期の営業黒字転換で通期予想を超過したトミタ電機 <6898> はストップ高で引けた。  業種別では鉄鋼、銀行、金属製品などが下落した。一方、空運、陸運、保険などは上昇した。(編集担当:松浦直角)
11日の日経平均株価は、前日比155円18銭安の1万7257円40銭と3日続落して取引を終えた。
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2014-12-11 15:15