ブリヂストン、POTENZA史上最速の「RE-71R」新発売

ブリヂストンはスポーツタイヤブランド「POTENZA」に、史上最速を実現した新商品「RE-71R」を2015年2月2日から順次発売する。「RE71」は1986年に国内タイヤメーカーで初めてポルシェ、フェラーリに新車装着された歴史的なスポーツタイヤで、ハイパフォーマンスカーのオーナーやスポーツ走行愛好層から強い支持を得ている。新タイヤは、その性能や情熱を引き継ぐ「RE-71」に「R(=Racing)」を冠した新シリーズとして、“走り”に対する深いこだわりを実現した。
「RE-71R」は、ブリヂストン独自のシミュレーション技術「アルティメット アイ」を駆使し、サーキット走行で想定されるタイヤの動きを細部まで計測。この結果を基に、路面との接地性を高めることでハイグリップを発揮する新開発のゴムを採用し、さらに、路面と接地する面積を最大限確保する新パタンを採用することで、サーキット走行で重視されるドライ面でのグリップ力、コントロール性を高次元で両立させた。これによって、従来品「RE-11A」と比べ、サーキット走行時の最速ラップライムで1.4%の短縮を実現している。
特に、ドライサーキットでラップタイムの短縮につながったのは、コーナリングスピードの差。筑波サーキット コース2000にて実施した試験では、コーナー進入時のボトムスピードで速度が従来品を3.4%上回り、コーナー脱出後の加速速度も2.6%向上するという結果を得ている。コーナリングにおける平均速度は2.4%向上した。
このスピードを実現するために採用した技術は、タイヤ全体でしっかり路面をつかむことを実現したゴム「RE-71R専用ハイグリップコンパウンド」の開発。そして、新パタンでは、周方向に対し角度の異なるラグ溝を交互に配置し、数字の「7」に見える「セブングルーブ」を採用し、コーナリング中の縦横さまざまな方向からの入力に対する剛性を確保し、安定したグリップ力を発揮できるようにした。また、溝のないスリックなショルダー部によってブロック剛性を確保し、高いコーナリング限界性を実現している。
「RE-71R」の発売サイズは合計41サイズ。14インチから19インチまで、それぞれのインチでタイヤ幅等の異なる複数のサイズを用意し、多様化したニーズに応えている。写真はPOTENZA史上最速の「RE-71R」(編集担当:風間浩)
ブリヂストンはスポーツタイヤブランド「POTENZA」に、史上最速を実現した新商品「RE-71R」を2015年2月2日から順次発売する。
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2014-12-11 15:15