3Dマトリックスが粘膜隆起材の効果検証などを目的とした試験を開始
スリー・ディー・マトリックス <7777> は11日引け後、国内において粘膜隆起材「内視鏡用粘膜下注入材(開発コードはTDM-641)」の安全性と有効性の評価や検証を目的とした治験を開始したと発表した。
TDM-641は生物由来の材料から生じる感染などのリスクを低減させることができる。粘膜下に注入すると瞬時にハイドロゲルを形成するため、病変部位の切除や剥離を安全に行えると期待される。
治験終了後には独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に製造販売承認申請を実施する。国内では扶桑薬品工業 <4538> と独占販売権許諾契約を締結しており、承認取得後に製品販売を計画しているという。
また、14年10月中間期決算も発表。事業収益はゼロ円(前年同期は4900万円)、営業赤字10億400万円(同6億7600万円の赤字)となり、第1四半期に続いて営業赤字幅が拡大した。通期予想については、事業収益104億1800万円(前期は1億700万円)、営業利益44億8300万円(同15億1800万円の赤字)と従来予想を据え置いている。
11日終値は15円安(0.56%安)の2716円。(編集担当:松浦直角)
スリー・ディー・マトリックスは11日引け後、国内で粘膜隆起材の安全性と有効性の評価や検証を目的とした治験を開始したと発表。
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2014-12-12 06:15